LPI300合格への道②(終わり)
2016年5月に合格したので書いてみます。
まずは結果から、
○結果
満点:800点
得点:720点
合格最低点:500点
○各セクションの正解率
OpenLDAPの設定:75%
OpenLDAPの認証バックエンドとしての利用:100%
Sambaの基礎:90%
Sambaの共有の設定:100%
Sambaのユーザーとグループの管理:100%
Sambaのドメイン統合:100%
Sambaのネームサービス:80%
Linux及びWindowsクライアントの利用:80%
今回の試験で「LPIC-3 specialty」の認定がされました。
パチパチパチ♪
○勉強方法
これまたなかなか情報がないんですよね~。
※受かった人から聞いたら、configファイルの設定に説明が書いてあるやつを丸暗記
各コマンドのオプションを丸暗記すればいけると言われました。
ステップ1
ひとまず、Linux教科書 LPICレベル3 300試験 を買って、
教科書を一読します。この時点では大体概要把握程度で構わないと思います。
※なんちゃらWEB問題集があれば一発らしいですが使用しない方向で。
ステップ2
問題集をさらっと読んでも1ミリも頭には入りません(1%くらいなら可能かも)。
全部の章を構築する必要はありませんが(というか一から順にこの教科書の設定を投入すると他の設定に影響があり動かなくなるため一度まっさらにしないと切り分けするはめにw)ある程度構築する必要はあります。
構築した内容としては、結構簡素なものでさらっと動作確認くらいです。
・Openldapサーバーの構築(OU作成してユーザー作成してくらいまでで他linuxサーバからログインできるまで)
・Sambaサーバ構築
・SambaサーバのNTドメイン及びActiveドメインコントローラ化
・Sambaサーバに対してWindowsサーバからドメイン認証できること
ちなみにですが、Sambaは昔利用したことがあります。ただし、ドメコンにしたことはありませんがというかふつーしないのでは、LDAPも業務で使用しましたが、新LDAPサーバたててバックアップから復元。旧LDAPサーバ廃止程度です。
ステップ3
教科書の各章の問題と章末の模擬問題集を100%にします。
ただし、これだけでは絶対にうかりません。うければわかりますが、
オプションや、configの設定やconfigファイル名をかけ的な問題がほとんどなので
丸暗記しないと対応できません。ので仕方ないので全部丸暗記しました←
印刷して、赤色で塗りつぶし緑色のシートで隠して正解は~を書き出します。
configファイルなんかは記述なので、手で書いて覚えたほうがいいと思います。
文章問題もありますが、だいたい触ったことがあるなら消去法でイケルと思いますね。
ステップ4
試験申し込み後、受験して合格しますw
○勉強期間
4月中旬から5月末まで
だいたい1ヶ月半。
○余談
LPIC3については、
「Core」と「specialty」という2種類の資格体系となっていました。
認定証名「LPIC-3 Specialty」
LPI300
LPI302
LPI303
LPI304
認定証名「LPIC-3 Core」
LPI301
このうち、LPI301、LPI302は2014年3月末で受験が終了してしまってました。。
なので、LPICレベル3の認定としては「LPIC-3 Specialty」が唯一となります。
LPI300,303,304のどれかに受かれば「LPIC-3 Specialty」です。
※昔はLPIC-3 Coreを取得後、LPI302,303,304のどれかをとらないとSpecialtyに
なれなかったのに・・・・・。。。。
今回この資格を受験しなくては行けなかったのは会社の指示ですので、
とりあえず、LPI300,303,304のどれかを受けようと考え、比較検討です。
・LPI300の試験内容
OpenLDAPとSamba3と4の両方のドメイン機能とツール
特にSamba4が「アクティブディレクトリ ドメインコントローラ」として対応している
・LPI303
暗号化、セキュリティなど
・LPI304
仮想化(XenとかKVM)及び高可用性クラスタについて
まぁこのなかで一番環境簡単に準備できそうなのは、LPI300だなと・・・
暗号化やセキュリティは業務で触っていないし、XenとかKVMとかは自宅の貧弱サーバがVTに対応してなくて・・・・買い換えないと動かせないし。。。。
消去法というか選択肢はただ一つ!!
以上です。読んでいただいてありがとうございました。